2012年3月9日金曜日

" Dig a lil' Deeeper...!!! ;)(続・レコ屋日和★)"

新年に、「2012年は、より足繁くレコ屋に通うことを、誓います。」
とこのブログで宣言してから、今のとこ。
「ヴァイナル・ジャンキー」と呼ぶには、まだあまりに控えめではあるものの、
 自分なりに納得のいくペースで、しばしばレコ屋に足をはこべてる。

そして、相変わらず。
レコ屋に行くと、かならずと言っていいほど、
素敵な盤たちとの出会いに加えて、
何かしらのストーリーが生まれるので、ダブルでたのしい。

まるで、「そうそう、きみのやってること、あってるよ。
(まわりの人とちょっと行動がズレてるように感じても、全然とち狂ってないよ。笑)
自分の直感を信じて、そのままGo Go♪」って、
おしえてくれているみたい。なにかが。

というわけで、本日は、わたしの(ささやかな)レコ屋日記、です。


♬             ♬             ♬

2月24日(金)

硬派な臭いがぷんぷんで、なんとなく、ちょっと敷居が高いように感じて
これまではめったに足をはこばなかった、かの大御所レコ屋:Hard Wax

でも、その前の週末に、ひとりでベルグハイン行って
硬質なベルグハイン・サウンドをガンガンに浴びまくったら(そのときの日記は、こちらです。)
無性にOst Gut(※ベルグハインのレーベルね)な音が聴きたくなって。
わたしは、聴きたい音のためなら、なにかと強くなれるタイプの人間なので、
この時点で、敷居の高さに対するちょっとした警戒心(?)というかビビリは、あっさりクリア。
意気揚々とチャリこいで、呼ばれるように、め〜ちゃくちゃ久しぶりの、Hard Waxへ。


・・・やっぱり素敵だなぁ。このお店。
お店のサイズ的には決して大きいわけじゃないし、
そのぶん品揃えも、ある程度限られてるけど、中身が濃い。
(お客さんたちも、気のせいか、しぶい。)
ついでに言うと、試聴機には一台一台、ちゃんと椅子がついててすわってゆっくり試聴できるし、
ノド乾いたらお水も飲めるし、
こまかいとこ、気が利いてる。

久しぶりのこの空気感にルンルンで、
セール棚からはじめてひととおり掘っているところへ、
" あらっ?知った顔。"
と、思ったら。
年末にお友だちのBDパーティでお会いした、Abletonのタケシさんと、
今日からベルリン入りしているというそのご友人お二方に、バッタリ。
めったに来ないお店(レコ屋)で知り合いに遭遇、というパターンは、
前にも何度も経験済みなんだけど、やっぱりアガルよね。

ちょこっと世間話してたら、
来る3月11日、東日本大震災から一周年の日曜(今週末ですね)に、
チャリティpartyを開催されるそう。

facebookなどで、たくさんの人に向けて、お手軽にイベントのインビが送れる昨今。
たしかに便利だし、わたし自身も活用してるけど。
実際にはろくにお会いしたことない方々からのインビも
毎日のようにたくさん送られて来たりして、
あと「参加予定」って返事してても実際には顔を見せない人もけっこう、いたりするし、
"この中のどれだけが、いったいリアルなんだろう・・・???"
って、時どきふと、思ったりする。

だから、そんな中。
こうしてちゃんと、face to faceで生の会話を交わして、
partyや音楽のことを話したりすることって、
決して忘れちゃいけないし、
もっと大切にしていきたいなぁ。
と、あらためて、思わされた。


さてさて。
そんな会話をしながらも、わたしの手と目は無意識に掘り続けていて(笑)
となりで掘ってた見知らぬお客さんが掘り当てた、
東京時代からずっと探してたハウスのレア盤(Discogsにも落ちてるけど、超高い)に自然と目が吸い寄せられて、
「うゎっっ!!!ちょっとその盤、見せてくれない?!!」とかってなって、
(でもってその彼は「いいけど、、、ホントにちょっとだけだよ?ボクが見つけたんだからね??」的な。笑)
こっちの会話が一時中断したりとか。笑


・・・そんなこんなで、
お店のお兄さんと
「あと5分で閉めるよ〜」「わかってる〜!」っていう、
(わたしの、レコ屋でのお約束の、笑)会話を交わしつつ、閉店ギリギリまで。

はぁぁ、、、。たのしかった。。
またゆこう。

 
      © Nick Höppner

♬             ♬             ♬

さて、時は移り、3月。

3月7日(水)

先週末は、金・土・日と、
毎月あそびに行ってるわたしのホームparty &友だちDJ陣のギグが相次いであったために、
うっかりベルグハイン3連ちゃん出勤したら、
こんどは無性にSpacehallに、行きたくなって。
(ちなみに、前回Spacehallのことを書いたときの日記は、こちらです。)

午前中に(今月から再開した)ドイツ語の学校を終え、その足で、
毎度チャリで意気揚々と、呼ばれるように、Go to Spacehall...★

このレコ屋。やはり、品揃えとかいろんな意味で、群を抜いてるね。
ジャンルの偏りもなく、ひととおり揃っているし、
本気で掘ろうと思ったら、半日じゃ足りません。

・・・というわけで、この日はひさびさだったこともあり、
気づけば5時間、掘ってました。

お昼過ぎに入店して、帰るころには、とっぷり日も暮れてたよ

その前の金曜、わたしの大好きなレーベル:PERLONのparty、
Zip先生が主催なさるGet Perlonized...! @panorama barにて、
Zipがかけてた某ハウスのクラシック・チューンにやたらとセンサーが反応したわたしは、
(それまで後ろのほうで踊っていたんだけど、)
すかさずフロアを縦断してDJブース横に飛んで行き、
その盤がタンテから降ろされると同時に両手を伸ばし、
盤名ゲット(ハイ。パノラマではよく見られる、オタク的動きですね。笑)。

partyもラスト間近に、Zipとbarで、お話していて。
「さっきの盤ね、ボクは13年前に買ったんだけど、
相当レアだから、Discogsに落ちてたとしてもだいぶ高いとおもうよ。」って、言ってたのね。
翌日、目覚めてさっそくDiscogsで調べてみたけど、
おっしゃるとおり、一枚も落ちてない・・・・。
(ちなみにZip先生は、プロモ盤で持ってらっしゃいました。)
"ぜったい、いつの日か、出逢ったる〜〜!!!"
と、心に誓ったところだったのです。

・・・・ところが、ところが。
Spacehallでハウス・コーナーを何気なく掘っていて、
"あっ!コレ、こないだZipが言ってた盤のレーベルだ☆" ってふと気づいて、
そこにはたったの2枚しか盤がなかったのだけど、
"・・・もしかしたら、、、もしかしたりして???" って、異様にワクワクしながら、
そのうちの1枚を、手に取ってみた。

ら。
まさかの、「ビンゴぉ〜〜〜〜〜!!!!!:D」(☆☆☆)

厳密に言うと、そのレーベルから、
クラシック名曲をコンピレーションしたあたらしいシリーズが出ていて、
だから、まったくおんなじ盤ではないのだけど。
でもまさに、探してたその曲が、ちゃんと入ってるじゃぁ、ないですか。
" 時代は繰り返す、ってことですね。Zip先生.....☆ ;) "
と、 レコ棚の前で、ひとりニンマリ。

その後しばし、掘り当てた、宝もののような大切な盤を胸に抱きしめ、 
" あぁ・・・、わたしって、なんて、ラッキー・ガール♥♥ 神さま、ありがとう。" と、
恍惚としていたことは、言うまでもありません。笑

♬             ♬             ♬

そんなこんなで、Dig a lil' Deeperな、今日このごろ。
音も、人生も。
(わたしはよく、「時間感覚が人とちがう」って言われてきて、、どうやらそのようなのだけど。
でも、そんな独特の時間感覚なりに、)
日に日に、深みを増してるよ。
That's for sure.....♥♥ ;)

     ©Dirt Crew