ドイツ語の何が好きって、その響き。
(とくに、"ch" の音。「Bach(バッハ)」とか、「Buch(本)」とか。)
ドイツ語を習うことの何がいちばん楽しいかって、
昔から知ってるクラシックの曲の意味が、少しづつ少しづつ、わかるようになること。
たとえば、 誰でも知ってるモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。
子供のころにカタカナ表記で覚えたけど、
ドイツ語を習い出してから、ある日ふと気づいてみたら
「ひとつの小さな夜の曲(Eine kleine Nachtmusik)」って、意味やんね。
昨日は授業で、「Heide」っていう単語が出て来て。
先生:「この単語の意味、分かる人、いる??」
わたし:「わ〜い、それ知ってる♪ 『荒野』って意味だよね。
シューベルトの曲(野ばら)の歌詞にあるよね、"Röslein auf der Heiden(野中のばら)"って。」
ってな、具合。
ちなみに、シューベルトの『野ばら』。
昨年冬に初めてベルリンを訪れた2ヶ月間の、
(何曲かある)わたしのテーマ・ソングのひとつでした。
毎日どんより曇って、めちゃくちゃ寒くて、
12月に入ったら雪もこんこんと降り出して。
まだ、知り合いも友達もあんまりいない中、
それでも、なんだかうまく説明出来ない根拠のない使命感と好奇心にかられて、
(時にはひとりで)夜な夜な、慣れないクラブに足を運んでた。
実は内心、ちょっとビビってたこととかも、多々あって。
(人間だもの & 女の子ですもの。当たり前よね。)
そんな自分を元気づけたいときによく、
この歌を口ずさんてたもんです。
で、昨日の、学校帰りのこと。
チャリのバック・シート(てか荷台)に、テキスト等々入ったバッグ積んで、
チェーンロックばってんにして留めて、
いざこぎ出す前に、iPodセッティングしようと思ったら。
まさかのバッテリー切れで(わたし的に、まじであり得ない。。。。)、
初の音無し帰り道だったので。
やむを得ず、歌ったよね。笑
" Heidenröslein (野ばら)" (D. 257 - Op.3/3)。
和訳:
ばらは言った。
「(あなたがわたしを折るのなら)わたしはあなたを刺すわ、
あなたがいつまでも わたしを忘れられないように。
それに、傷つくのなんて わたしはいやよ。」
(とくに、"ch" の音。「Bach(バッハ)」とか、「Buch(本)」とか。)
ドイツ語を習うことの何がいちばん楽しいかって、
昔から知ってるクラシックの曲の意味が、少しづつ少しづつ、わかるようになること。
たとえば、 誰でも知ってるモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。
子供のころにカタカナ表記で覚えたけど、
ドイツ語を習い出してから、ある日ふと気づいてみたら
「ひとつの小さな夜の曲(Eine kleine Nachtmusik)」って、意味やんね。
昨日は授業で、「Heide」っていう単語が出て来て。
先生:「この単語の意味、分かる人、いる??」
わたし:「わ〜い、それ知ってる♪ 『荒野』って意味だよね。
シューベルトの曲(野ばら)の歌詞にあるよね、"Röslein auf der Heiden(野中のばら)"って。」
ってな、具合。
* * *
ちなみに、シューベルトの『野ばら』。
昨年冬に初めてベルリンを訪れた2ヶ月間の、
(何曲かある)わたしのテーマ・ソングのひとつでした。
毎日どんより曇って、めちゃくちゃ寒くて、
12月に入ったら雪もこんこんと降り出して。
まだ、知り合いも友達もあんまりいない中、
それでも、なんだかうまく説明出来ない根拠のない使命感と好奇心にかられて、
(時にはひとりで)夜な夜な、慣れないクラブに足を運んでた。
実は内心、ちょっとビビってたこととかも、多々あって。
(人間だもの & 女の子ですもの。当たり前よね。)
そんな自分を元気づけたいときによく、
この歌を口ずさんてたもんです。
* * *
で、昨日の、学校帰りのこと。
チャリのバック・シート(てか荷台)に、テキスト等々入ったバッグ積んで、
チェーンロックばってんにして留めて、
いざこぎ出す前に、iPodセッティングしようと思ったら。
まさかのバッテリー切れで(わたし的に、まじであり得ない。。。。)、
初の音無し帰り道だったので。
やむを得ず、歌ったよね。笑
" Heidenröslein (野ばら)" (D. 257 - Op.3/3)。
ちなみに、詩の中でいちばん好きなフレーズ。
"Röslein sprach: ich steche dich, | ||||||||
daß du ewig denkst an mich, | ||||||||
und ich will's nicht leiden." ってとこ。 |
和訳:
ばらは言った。
「(あなたがわたしを折るのなら)わたしはあなたを刺すわ、
あなたがいつまでも わたしを忘れられないように。
それに、傷つくのなんて わたしはいやよ。」
©Franz Peter Schubert
Heidenröslein
Johann Wolfgang von Goethe
童は見たり | ||
Röslein auf der Heiden, | 野中の ばら | |
war so jung und morgen schön, | 清らに咲ける | |
lief er schnell, es nah zu seh’n, | その色 愛でつ | |
sah's mit vielen Freuden. | 飽かず ながむ | |
Röslein, Röslein, Röslein rot, | 紅におう | |
Röslein auf der Heiden. | 野中の ばら | |
Knabe sprach: ich breche dich, | ||
Röslein auf der Heiden! | 野中のばら | |
Röslein sprach: ich steche dich, | 手折らば手折れ | |
daß du ewig denkst an mich, | 思い出ぐさに | |
und ich will's nicht leiden. | 君を刺さん | |
Röslein, Röslein, Röslein rot, | 紅におう | |
Röslein auf der Heiden. | 野中の ばら | |
Und der wilde Knabe brach | 童は折りぬ | |
's Röslein auf der Heiden. | 野中の ばら | |
Röslein wehrte sich und stach, | 手折りてあわれ | |
half ihn doch kein Weh und Ach, | 清らの色香 | |
mußt' es eben leiden. | 永久にあせぬ | |
Röslein, Röslein, Röslein rot, | 紅におう | |
Röslein auf der Heiden. | 野中の ばら |