2011年5月10日火曜日

"Techno Temple.(テクノ・テンプル)"

先週末、3連ちゃんでparty行ったらさすがに体がつかれてて、
昨日の夜は、すごい早くに眠りに落ちた。 

夜、長年DJやってるベルリンのお姉ちゃんと、電話でどってことない話してたんだけど。
基本アゲキャラの彼女も、「月曜日はいつもメロウ」って、言ってた。

そんなんで、今朝は早くに目が覚めた。
今週は、デトックスweekかな。

日曜にあった日本の震災のチャリティparty、"KI.ZUNA" でもらった折り鶴 in my room。

*        *        *


徐々にベルリンのpartyシーンに慣れてきたことも手伝って、
耳の怪我以来、わたしもpartyでの遊び方を変えつつあって
(こないだは初めて、ベルグハインのbarの上階にあるピースフルな隠れ (?) barで、
ふつうにアイスとか食べてたし)、
フロアにいるときも、ガンガンに踊ってるお客さんたちから一歩引いて
周囲を見わたしてるような時間も、増えてきた。


そんな中、思う。 


partyって、特殊な環境。
ふつうの日常では考えられないほど沢山の人と会って、すごいエネルギーを必要とするし、
知らない間にいろんな意味で気も遣ってるし、
ふつうの日常ではありえないほどの音量で長時間音を聴き続けて、
ふつうの日常とはまったく違ったタイムテーブルに自分の体内時計を
ある意味無理やり合わせるわけだから(要は、ずっと時差ボケしてるようなもの)、
たとえばparty中にお酒を一滴も飲まなかったとしても、かなりの体力がもってかれる。



お客さんとしてただ遊びに行ってるだけの立場なら、
"ちょっとpartyはつかれたな。" って思ったら、単純にお休みすればいい。

でも、もしそれが仕事だったら、そういうわけにはいかない。


大音量で音楽が響き渡るフロアにたくさんの人々がひしめき、
その多くの人たちがハイになっている中、
自分は一歩引いて、冷静でいなきゃいけない。
(もちろん、いい音が鳴れば、誰よりもその音に反応して気持ちよくなれるっていう特権があるし、
そもそもそのために、踊りに行ってるんだけど。)


いつだったか「テクノ・テンプル」っていう言葉を聞いたことがあるけど、
ホント、ちょっとそんな感じで。

わたしはクラブで、たくさんの人との関わりの中で学んだことや、
音を聴きながら思考するなか悟ったことが、たくさんあって。
「修行」なんて言ったら、ちょっとストイックすぎるけど。
クラブ/partyって、楽しみのための場であるとともに、
体力はもちろん、ものすごい精神力、人間力が鍛えられる場所。


だから、partyを仕事にできる人、長年そこに携わり続けてきた人は、
体力的にタフなのは言うまでもなく、
人として、ものすごく、精神力が強い人(= やさしい人)だと思う。


Dorisburg - Mima

©Dorisburg