2011年3月23日水曜日

"Mache dich, mein Herze, rein (おのれを潔めよ、私の心よ)"

もう何100回聴いたかわからないくらい、大切な曲。 


わたしにとって、こんなに普遍的な気持ちにさせてくれる曲は、
ちょっとほかにない。


© J.S. Bach / Thomas Quasthoff

昨年のとある秋晴れの朝、
夢だったかインスピレーションだったかに突然降ってきて、
その日の午後中、近所の広大な公園を散歩しながらこの曲と過ごした。


ときどき、人間って、自分でもびっくりするくらい不器用に出来てるな、
って思うことがある。
(こういう気持ちになるの、わたしだけじゃないといいな、と思います。)
"でも、この曲がこの世に存在している限り、大丈夫。"
って、思わせてくれる。
わたしにとっては、そういう存在。


音楽は、単なるエンターテインメントじゃない。
自分の中の神性とつながるための、神聖なる媒体。


だから、音楽が世の中に与えられる影響って、絶対的にある。
わたしは、そう信じています。

Nr.65 Arie - Bass 第 65 曲(バス)
Mache dich, mein Herze, rein, おのれを潔めよ、私の心よ
Ich will Jesum selbst begraben. イエスを私の心の内のお墓に葬ろう。
Denn er soll nunmehr in mir 彼は今や私の心の内で
Für und für 永遠に
Seine süße Ruhe haben. 甘い安らぎを得られるのだ。
Welt, geh aus, laß Jesum ein! この世よ、出て行け、イエスを迎え入れるのだ!